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富士箱根温泉

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泉質と特徴

泉質とは、お湯に含まれる成分によって分類された、言わば、その温泉の
大まかな個性を表しています。

かつては、鉱泉分析法によって17種類に分類されていましたが、その後改正が
重ねられ、9~11種類となり現在に至っています。

ここでは、温泉施設での掲示用新泉質名で分類してありますが、あわせて、
旧泉質名も表記しましたので、参考にしていただければ幸いです。

単純温泉

【旧泉質名】 : 単純温泉

無色透明、無味無臭である。成分はさまざまなものが含まれているが、濃度が低い。
他の泉質と成分が同じでも、濃度の低いものは単純温泉に分類される。

濃度が低く刺激が少ないため、湯疲れしにくく肌ざわりもやわらかい。
そのため、どんな人でも気軽に入浴でき、成分も薄く広く含まれているので
効能も幅広い。  日本の温泉の多くは、この泉質である。

主な効能は、疲労回復、神経痛、関節痛、リウマチ、外傷、打撲 など。

二酸化炭素泉

【旧泉質名】 : 単純炭酸泉

無色透明、酸味がある。 炭酸ガスが溶け込んでいて、
飲用すると炭酸飲料のよなのど越しである。

湯に浸かると肌に気泡がつき爽快感がある。湯の温度は低いことが多いが、
炭酸ガスによる血管拡張作用で保温効果があり、心臓にも負担がをかけず
に血行を促進させます。

効能は、高血圧、動脈硬化、心疾患、末梢循環不全、切り傷、やけど など。

炭酸水素塩泉

【旧泉質名】 : 重炭酸土類泉 、重曹泉

無色透明で、炭酸水素イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオンを含む。

カルシウム、マグネシウムにより鎮静効果があり、 炎症やけいれんを緩めます。
俗に美肌効果が高いと称されている泉質で、「美人の湯」などと呼ばれることも
あり、湯上がりは肌をなめらかにし、さっぱりとした清涼感があるが、湯冷め
しやすいという特徴があります。

効能は、糖尿病、肝臓病、消化器疾患、慢性の皮膚病、切り傷、やけど など。

塩化物泉

【旧泉質名】 : 食塩泉

旧泉質名から察しがつくとおり、海水に似た温泉である。無色透明で塩辛い。

入浴すると塩分が肌に付着し発汗を抑えるため、体が温まりやすく湯冷めしにくい
という特徴を持つ。 肌がべたつくのが少々気になるかもしれません。

単純温泉とともに日本では最も多い泉質である。

効能は、皮膚疾患、婦人疾患、神経痛、打撲、切り傷、やけど など。

硫酸塩泉

【旧泉質名】 : 純硫酸塩泉、正苦味泉、芒硝泉、石膏泉、緑礬泉

無色透明、あるいは少し黄色みがかっており、苦味があります。

主成分によってさらに分類され、主成分がマグネシウムなら"正苦味泉"、
ナトリウムなら"芒硝泉"、カルシウムなら"石膏泉"、鉄なら"緑礬泉"
と呼ばれます。

血圧を下げる作用があり、高血圧症、動脈硬化症などに良いといわれ、
また、鎮痛作用もあるため、神経痛やリウマチ、外傷などにも効果が
あります。古来より、「脳卒中の湯」「傷の湯」として知られており、
まさに「薬湯」といえます。

含鉄泉

【旧泉質名】 : 鉄泉

その名のとおり、鉄分を多く含んだ温泉であり、湧き出し直後は無色透明だが、
時間がたつと鉄分が酸化して赤褐色に変色する。
「血の池地獄」などと呼ばれる温泉もある。

効能は、更年期障害、湿疹、また、飲泉によって鉄分を補給でき貧血に効くとされ
ていますが、貧血への効果については、よほど大量に飲まない限り十分な鉄分を摂
れないという理由から、貧血には効果がないというはなしも聞きます。

含アルミニウム泉

【旧泉質名】 : 明礬泉、緑礬泉

アルミニウムを主成分とする温泉で、鉄臭く渋味がある。

旧泉質名は、明礬泉、緑礬泉などで、明礬とは、硫酸アルミニウム、緑礬とは
硫酸鉄のことで、両方の成分を含むことが多く、いっしょにされ含明礬緑礬泉
と呼ばれることもある。

殺菌、消毒作用があるほか、肌のハリを回復させる効果もあります。
また慢性皮膚病、水虫、じんましんなどにも効果あり。
明礬泉はとくに眼病に効果があるとされる。

硫黄泉

【旧泉質名】 : 硫黄泉、硫化水素泉

まず最初に感じられるのは、独特の臭い。
卵が腐ったような臭いは硫化水素ガスによるものです。

湯は白濁か、やや黄色みを帯びているが、湧出直後は透明であります。
空気に触れて酸化するとにごり、また、湯の花と呼ばれる沈殿物を生じます。

薬用効果は高く、多くの効能を持つ反面、刺激が強く湯あたりや皮膚炎を
起こすこともあるので注意が必要です。

効能は、高血圧、動脈硬化、糖尿病、便秘、婦人疾患、皮膚疾患、外傷 など。

酸性泉

【旧泉質名】 : 単純酸性泉

水素イオンを多く含んだ湯で、臭いと肌への刺激が強い。
火山の噴火口付近に湧くことが多く、日本特有の泉質である。

酸性泉はpHが2~4程度のものを指し、特にpHが2未満の強酸性泉と呼ばれるものは、
ピリピリと肌にしみるのが感じられる程である。

殺菌力、抗菌力が非常に強く、皮膚病、湿疹、水虫などに効果を発揮する。

 

―pH(ピーエイチ)とは―

水素イオン指数、又は、水素イオン濃度指数と言われるもので、酸性、アルカリ性
の度合いを示す指標である。

通常、pH=0~14 の値で表される。

pH=7を中性とし、数値が小さくなるほど酸性が強くなり、数値が大きくなると
アルカリ性が強くなる。

ちなみに、温泉の分類の仕方に、水素イオン濃度(酸性度)による分類があります。

 pH 3.0未満 ・・・・・酸性泉
 pH 3.0~6.0未満・・・弱酸性泉
 pH 6.0~7.5未満・・・中性泉
 pH 7.5~8.5未満・・・弱アルカリ性泉
 pH 8.5以上 ・・・・・アルカリ性泉

放射能泉

【旧泉質名】 : 放射能泉

微量の放射能を含む温泉で湯色は無色透明。
ラジウム泉、ラドン泉、トリウム泉などがあります。

放射能による人体への影響は、微量であるためありません。
むしろ、微量の放射能は、免疫細胞の活性化に効果があるとされています。

効能は、皮膚病、婦人疾患、痛風、高血圧、高尿酸血症、糖尿病、循環器障害など。

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